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山口雅人

技術職・設備工事部(技術センター)
2018年5月入社(中途)

全部まかせろ

技術センターの設備工事部で、主に消防設備士として消火器やスプリンクラーなどの消火設備、他では自動火災報知設備といった警報設備の点検整備を行っています。轟産業の技術センターでは、システム開発、設備工事、サービスメンテナンスが横断的にチームを組み、お客様の課題をトータルにサポートする「TACT(タクト)」というワンストップサービスを設けていて、その中の設備工事部署のメンテナンスの仕事に当てはまります。これは、膨大な機器類を扱う工業技術商社であり、メーカーサービスセンターでもある轟産業だからこそできる取り組みだなと思いますね。

現場は民間企業のビルや工場などがメインで、ときには官公庁の施設や病院の点検を行うこともあります。特に、病院は毎日同じ人が通うビルや工場と違って、病気やケガをした不特定多数の人が来るところなので、消防法の基準はより厳しく、スプリンクラーなどの機器の種類や設置の仕方も難しいものになりますね。1日1〜2件程度点検にまわるのですが、建物が古くなっていくと消火設備の機器にも不備がでてくることが多くなります。そうした場合、必要な修繕についてお客様に説明するのですが、この業界ならではの難しい専門用語があるので、わかりやすく噛み砕いたり、実際に現場を見てもらったりして状態を確認してもらうようにしています。点検後は事務所に戻り、その日の報告書や必要な修繕項目をまとめた見積書を作成し、後日お客様のところまでお持ちしています。

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恐くない失敗

私は中途採用で、以前も同様の仕事をしていました。以前の会社では、自身の働き方に悩みを抱いていたんです。そんな時、たまたま仕事の現場で一緒になった轟産業の方の働きぶりを見て、興味を持ちました。ただ、そのときはもう少し頑張ってみたいと考え仕事を続けたのですが、その後思いが強くなり、3年後に轟産業の中途採用を受けたんです。実際に轟産業がどういう会社かはよくわかっていなかったのですが、現場では同じ業種の仕事をされていましたし、その頃つきあっていた彼女と結婚を考え始めていたこともあって、将来を考えて良いタイミングだと思い転職に踏み切りました。轟産業側には、若い人が少ないこの業界で、即戦力として仕事ができる若手だと評価をしてもらい、中途採用となりました。

以前の会社とは仕事の段取りなどが違い、慣れるまで時間がかかりましたが、みんな気軽に声をかけてくれるので相談はしやすかったですね。仕事の進め方や段取りの仕方、見積りなど、「現場では必ず疑問に思うことがあるだろうから、質問を持ってこい。必ず答えるから」と言われ、上司や先輩からいろいろ教えてもらいました。以前の会社では、仕事は見て真似をする感じだったので、そういう面でもすごく良かったですね。上司からは常に「失敗はすればいい。失敗を恐れて何もしないより、失敗した方がよっぽどためになる」と励まされていて、入社1年経った今は、自分から進んで積極的にお客様にご提案するよう心がけています。

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難題はやりがい

設備の修繕などが必要な場合、軽微なものなら自社で対応しますが、大きな工事のときは外部の業者に頼んで、その管理を行うことになります。入社して初めて大きな現場を担当したときは、上司や先輩からイチから教わって見積りや段取りを行い、工事の段階では現場管理者として業者の方に作業を指示しました。最終的に消防署の検査も無事に通り、全体としてスムーズにいったのが印象的でしたね。現場によって環境や困りごとが違ってくるので大変ですが、難しい課題を周囲に相談しながら一つひとつ乗り越えていったときはやりがいを感じますね。

近年は、防火安全対策に関わる法律が厳しくなっているので、お客様からの相談にしっかりお応えできるよう常に勉強をしています。消防設備士の資格にはいくつか種類かあり、会社の補助金制度を活用して資格取得にも挑戦しています。将来的には、防災設備の配置図をつくるような業務もやってみたいですね。それから、実は、この業界に入ってから後輩ができたことがないので、後輩という存在に憧れがあります(苦笑)。もし後輩ができたら、仕事のノウハウや進め方を教えたり相談役になってあげたりして、切磋琢磨していきたいですね。

プライベートでは、彼女と婚約し、新居を建てている真っ最中です。この会社に入ってから休日がしっかりあるので気持ちに余裕が生まれ、週1回仕事帰りにジムに通って体を鍛えるようにもなりましたね。結婚したら、また時間の使い方も変わってくるのかなと思っています。